三味線レッスン①

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第1回 三味線レッスン 「調弦」(チューニング)

 さて、この三味線レッスンですが、三味線を始めようと思っている人、楽器を買ったけど途中で挫折した人など、入門して間もない人のためのレッスンにしようと思っています。どれだけまとめれるかわかりませんが、末永くお付き合いください。

 まずは三味線の調弦からです。文字通り三味線は3本の弦が張ってあります。向かって左から「男弦」「中弦」「女弦」と言います。色んな演奏する人の弦の音程を聴くと、きっちりとした調弦の決まりはないのかなと思ったりします。自分の声の高さに合わせて、実は自由に調弦していたのではないかと勝手に想像しています。声の高さも人それぞれ。その声の高さに合わせる事、それが一番自然だから...。
 「ラ」の音(440Hz)は西洋音楽の決まりであり、日本音楽古来の考えではないと思われます。でもアンサンブルの時に違和感がないようにだとかを調整するには必須の考え方です。なので、ここでも音を出したときに、楽器同士で違和感がないように、今の標準的な調弦をしましょう。

カラクイ.jpeg

 「弦の音」

 写真左 一番太い弦「男弦」 低いミ

 写真中 中くらいの弦「中弦」 ラ

 写真右 一番細い弦「女弦」 高いミ

 いかがでしょうか、三味線の調弦がわかりましたか? 私はスマホにチューナーのアプリをダウンロードして、それを使って調弦をしています。各弦の高さの間隔(度数)が完全4度と完全5度になるのであれば色々な調弦ができると思います。

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この記事について

このページは、音楽工房『響』管理者 てんまるが2022年12月 3日 10:08に書いた記事です。

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